本の探し方 その1「ジャンル」
昨日、以前このブログでも紹介させていただいた常住富大さん(つねさん)とお会いして、読書トークで盛り上がりました!! つねさんは役者修行をしている頃「とにかく本を読みなさい」と言われ、苦手だった読書を克服した今は「読書が好き」になった方です。
まさに、読書をはじめたきっかけは私と同じです……そして読んでいる本の傾向が似過ぎていて、話が止まらない止まらない……
昨日お話をしていて印象に残ったことは「読書を好きになってから、なんで今までしていなかったんだろう……って思った」とおっしゃっていたことです。このつねさんの感じている気持ちを、1人でも多くの人に感じてもらうことが、私がこのブログを継続していく上での目標です。
とにかくわかりやすく書く努力をしますので……わかりにくかったらご指摘ください。
さて!! 今日から「本の探し方」についてです。
読書が苦手な多くの人が、本を選ぶところから間違ってしまいます。「面白そう!」という理由で手にした本が読み切れないと、そこで挫折してしまいます。
そうならないために、どうすれば自分に合った本に出会うことができるのか? 解説していきます。
今日は、本の基礎的なことを書きます。それは、本のジャンルについてです。
では、はじめていきましょう!
【本のジャンル 小説】
「本」といっても、ジャンルが山のようにあります。「小説」「ビジネス書」「実用書」「マンガ」「絵本」「雑誌」「詩集」「エッセイ」「自己啓発」「経済」「歴史」「政治」「芸能」「健康」「思想」「宗教」「料理」「スポーツ」……もう切りがないのでここまでとしておきますが、細かく分けると1000種類を超えてしまうでしょう……
「そんなにあったら、どうやって探せばいいのかわからない!!」と言いたくなる気持ちもわかりますが、心配ご無用!!
私が主に紹介するジャンルは、大きくわけて「小説」と「ビジネス書・実用書」の2種類に絞ります。まずは小説から!!
「小説」・・・ストーリーを楽しむもの
主なジャンルは、「推理小説(ミステリー)」「ファンタジー」「SF(サイエンスフィクション)小説」「恋愛小説」「歴史小説」「ホラー小説」など、小説だけでも、たくさんのジャンルがあります。
「小説の定義とは?」「小説と物語の違いは?」「ノンフィクションは小説なのか?」などと細かいことを気にしていると、先に進めなくなってしまいますので……「著者の考えた登場人物やストーリーで話が進むもの」を小説だと考えてください。
【本のジャンル ビジネス書・実用書】
「ビジネス書」・・・・仕事に役立つもの
ビジネス書と言われると「ビジネスマンが読む本?」と思われがちですが、決してそんなことはありません。最近では、学生でもビジネス書を読む人が増えています。
主なジャンルは、「経済」「経営」「営業」「お金」など、字を見ただけで嫌になりそうですが、これらを学生にもわかりやすく書いている本がたくさんあります。
池上彰さんの本などは「むずかしそうだな」と思うことをわかりやすく書いてくれている本がとても多く、学生が教科書を読んだだけでは理解できないことを解決する手助けもしてくれるでしょう。
「実用書」・・・・日常生活に役立つもの
実用書は日常生活に活かせることが書かれているものが多いです。ジャンルとしては「雑学」「常識」「占い」「趣味」「特技」など、ビジネス書に比べて「気軽に読める」ものが実用書です。
このブログでは「著者が自分の経験や研究を教えてくれるもの」をビジネス書・実用書としましょう。
私が「ビジネス書・実用書」を1つにまとめて書いているのには理由があります。
同じ本でも読む人によって、その本が「ビジネス書」になることもあれば「実用書」になることもあるからです!!
「一体どういうこと?」と思っているあなたに解説を⬇️
例えば、ビジネス書には「時間術」を書いた本があります。主に「仕事を効率よくこなす方法」などが書かれていますが、会社員であれば会社の仕事に役立ちますが、主婦にとっては家事を効率よくこなすためのヒントにもなります。学生であれば勉強を効率よくこなすためのヒントが書かれているでしょう。
このように、読む人の立場によって仕事以外の日常生活にも役立つことがあるのです。
また、出版社によってジャンルのわけ方は異なります。
本を販売している書店によっても違うので、A書店には「ビジネス書」のコーナーに置いてある本が、B書店に行くと「実用書」のコーナーに置かれている場合もあるのです。
ジャンル分けに関して、はっきりとしたルールがありませんので、ややこしくならないように「小説」と「ビジネス書・実用書」という2つにわけておきます。
【本のサイズや特徴】
本は、大きさや形によって呼び方が変わります。
とりあえず「単行本」「新書」「文庫本」の3種類を覚えておきましょう。
左から「単行本」「新書」「文庫本」
「単行本」
サイズ・・・サイズは大きめで、主にB6判(128×182)菊判(150×220)四六判(127×188)
特徴・・・・新刊の小説 ビジネス書・実用書などハードカバーとソフトカバーの2種類がある。
値段・・・・1000円〜2000円
「新書」
サイズ・・・文庫本を少し縦長にした中くらいのサイズで、主に新書版(103×182)
特徴・・・・専門分野など、1つのことに特化したものが多い。文庫サイズと大きな違いはなく、持ち運びがしやすい。
値段・・・・800円前後
「文庫本」
サイズ・・・サイズは小さめで、主にA6判(105×148)
特徴・・・・単行本で出版されて人気があった作品が文庫本サイズになり、販売されることが多い。文庫本サイズのビジネス書・実用書もある。漫画本より小さいため、持ち運びがしやすい。
値段・・・・500円代〜1000円
3種類とも書いてある値段は、ページ数などによって変動します。「単行本」は値段が高い分、新作が多いです。「文庫本」は値段が安い分、旧作が多くなっています。
「単行本」「新書」「文庫本」の3種類は基礎知識として覚えておきましょう。
【まとめ】
今日は基礎知識だけを紹介しました。明日からは、この基礎知識を元に本の探し方を書いていきます。最低限、ジャンルと本のサイズがわかっていないと、話が進まなくなってしまいますので「こんなのがあるんだー」程度で覚えておきましょう。
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