本の探し方 その4「実践」
ようやく実践に入ります!! 前回ブログで「これはダメ」「あれはダメ」などと言われたような感覚になった人がいたらすいません……しかしながら……
あなたのための本は、あなたの目でしか見つけ出すことができないのです!!
これを理解していただいた上で……今日は前置き短めで、さっそくはじめましょう!!
【とにかく書店で本を開く】
まず、読書家と呼ばれる「読書が好き」な人たちでもアタリ本を毎回選べるわけではないことを知っておきましょう。
しかし100%の確率は無理だとしても、50%……つまり2回に1回はアタリ本を引けるようになることは可能です。それには、ちょっとしたコツを身につけることが重要です。
「ビジネス書・実用書」と「小説」ではチェックするコツが微妙に違いますので、ジャンル別に解説します。
【本を開いてチェック(ビジネス書・実用書)】
前回ブログで書いた「本の探し方 その2」を実践して、読みたい本の候補が決まったら、さっそく近くの書店に足を運んでみましょう。
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あなたに読みたい本の候補があるということは、本棚の前で立ちすくむ心配はありません。どこのコーナーにあるのかわからないときは、書店にある「検索機」を使って本のタイトルを記入すれば、どこにあるのか一発でわかります。
検索機がない書店の場合は、書店員さんに聞いてみましょう。
ビジネス書・実用書のような「知識を身につけるため」「知識を深めるため」の本を選ぶときは、この3つをチェックしましょう。
1 文字のサイズは大きいか?
2 行間が詰まりすぎていないか?
3 図やイラストがあるのか?
本を開いて、文字が小さかったり行間が詰まりすぎていて、直感で「読みにくい」と思うものは、やめておきましょう。
「そんな理由でやめていいの?」と思われるかもしれませんが、問題ありません。
まず、1冊読み切ることを考えると、どんなに優しそうなタイトルや入門書でも、文章のレイアウトがあなたにとって読みにくいと感じる本は、あなたとの相性が悪い本です。
この基準は人によって様々なので、信じられるものはあなたの目です。「字は小さいのに、スラスラ読めてしまう」「行間が詰まっていても気にならず読めそう」「図やイラストが少ないけれど、文字と行間はちょうどいい」などと思ったら候補に残しておきましょう。
書店で本を開くとわかると思いますが、読者に優しくない書き方をしている本も、世の中にはたくさんあります。専門用語ばかりを使っている本は、それらしいことを書いているようで「これを読めたらかっこいいな」と思うかもしれません。しかし……
「むずかしい内容を、誰にでもわかるように書かれている本が、素晴らしい本です!!」
決して騙されてはいけません。あなたがむずかしそうだと感じている本は、読書が好きだと言えるようになったとき、気がつかないうちに読めるようになっているものです。焦ってはいけません。
また、図やイラストがあるのかどうか? 最初は、読んだ文章を頭の中で絵にすることに時間がかかってしまいます。図やイラストがあることで、それを助けてくれることと同時に記憶にも残りやすいという力があります。
ビジネス書・実用書は、小説に比べると文字と行間と図やイラストの作りが本によってバラバラです。
その中で、あなた好みの1冊を探してみましょう。
【本を開いてチェック(小説)】
一般的に「読書をする」というと、物語を読み進めていく小説を思い浮かべる人が多いでしょう。
小説はビジネス書のように、本によって個性が出ているものが少なく、アタリ本を引くことがむずかしいように感じてしまうかもしれませんが、しっかりとチェックすれば、運命の1冊を最短で見つけられることでしょう。
小説を選ぶときにチェックすることも3つです。
1 文字のサイズは大きいか?
2 行間が詰まりすぎていないか?
3 あらすじ
1と2はビジネス書・実用書と変わりません。見た目では、小説は文字や行間が、どの本も同じように感じますが、著者や出版社によって微妙な違いがあります。書店で何冊か本を見比べてみると、その差がわかると思います。
3の「あらすじ」は、文庫本サイズの本であれば背表紙(本の背中側)に書いてあります。単行本サイズのような大きな本では書いていない場合もありますが、ネットで検索すると書いてあるものがほとんどです。
「あらすじ」でチェックしたいことは、登場する主人公が、自分と同性であるか? というところです。小説を読んでいると、実際には体験していないのに脳が「実際に体験した」と錯覚をすることがわかっています。
つまり、読書が苦手だけれど、小説を読んでみたいと思う人は……
その本は、物語に自分が入りやすい設定になっているのか?
ということが大切になってきます。
「設定が私の地元だから想像しやすい」「同じような仕事をしているから共感できた」「自分もこんな学生だったから」など、自分と似ている人や設定だと読みやすいことがわかっています。
もちろん、主人公が異性でも共感できそうな本であれば問題ありませんが、読み進めないとわからないような、細かい設定は「あらすじ」には書いてありません。
絶対に自分と同性の主人公でなければいけないルールはないので、自分が物語を読むときに共感できる内容なのか? を1つのポイントとして小説を選んでみることをおすすめします。
【まとめ】
今日は「ビジネ書・実用書」「小説」に分けて簡単な解説をしていきました。日本人は、国民性で「人気のある本」や「話題の本」という言葉に弱いです。
流行に乗ることは悪いことではありませんが、それで学べるものが少なければ、あなたにとってはハズレ本です。
どんなに流行っているファッションスタイルを取り入れても、そのスタイルが自分に似合わなければダサいですよね?
明日は、読書家たちが本を買う前に見ているチェックポイントを解説します。
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