本の探し方 その6「おまけ」
「本の探し方」シリーズもついに、その6です。
今日は、本を探すときに「こんなときはどうすればいいの?」と疑問に思うことを解説していきます。
とりあえず「探し方」については今日が最後です。過去の記事はこちらから⬇️⬇️⬇️
【2冊で迷ったときは?】
書店に行って本を開いてみると、多くの発見があることでしょう。
幸せなことに「これがアタリ本だ!!」と思った本が同時に2冊見つかる瞬間があるかもしれません……
さて、そんなとき私たちは「どちらかを選ばなければいけない」と思ってしまうものですが、どうすればいいのでしょうか?
2冊のアタリ本候補が見つかったときは、迷わずに2冊買ってください!!
もし、1冊だけを選んで、それがアタリ本ではなかったとき「また1から探し直すのか……」と心が折れてしまうこともあります。2冊もアタリ本候補に出会えたということは、それだけアタリ本を引く確率が上がっている証拠です。
「でも予算が……」と思うのであれば「たかが1000円……コンビニで買い物するのを3回我慢すればいい」と言い聞かせてください。
その1000円で買った本で……
あなたが悩んでいたことが解決するかもしれません!!
仕事が上手くいくようになるかもしれません!!
恋人ができるようになるかもしれません!!
前にも書きましたが、1000円ちょっとの出費で人生が変わるきっかけを掴めるなんて、安すぎる投資です!!
もし2冊以上の本で悩んでいる人は、「小説1冊 ビジネス書・実用書1冊」を選んでみましょう。買った本を読みすすめると、どちらの本が自分に合うのか? が読んでいる途中でわかってくるでしょう。
私はビジネス書・実用書のような本は読書を始めた頃は苦手だったので、小説ばかりを読んでいました。しかし、今ではその比率は逆転して小説はたまにしか読まなくなっています。
最初は、とにかく自分の好きな本を読む!! これに尽きます。周りの「これは読まないとダメだ」「そんな本読んでるの?」なんて声は、ガン無視です!! 格好つけて読書をしたって、いいことは1つもありません。
どんなジャンルがあなたに合うのか? 楽しいと思えるのか? 好きになれるのか? それは、あなたの目のみが頼りです。
それを見つけるチャンスを1度で2冊見つけられる人は、ラッキーな人です。ためらわずに2冊とも買って、じっくり読んでみましょう!!
【紙の本? 電子書籍?】
今の時代は、紙の本ばかりではなく「電子書籍」を読む人も増えてきています。紙の本と電子書籍には、それぞれメリットやデメリットがありますので、いくつかあげておきましょう。
「紙の本のメリット」
・ 自由に付箋やメモを書き込むことができる。
・ 中古で見つけると安い値段で買える。
・ 図書館に行くと無料で借りられる。
・ あとどれくらいで終わるのか、一目でわかる。
「紙の本のデメリット」
・ 何冊も持ち歩くのが大変。
・ 部屋で場所をとる。
・ 売り切れで手に入らないこともある。
・ ネット注文だと数日待つことになる。
「電子書籍のメリット」
・ 買ったら、すぐに読める。
・ 保管する場所に困らない。
・ 売り切れることがない。
・ 紙の本より安いことがある。
「電子書籍のデメリット」
・ 電子書籍化されていない本は読めない。
・ マーカーは引けるが、書き込みができない。
・ 読み返すときに、前のページに戻るのが紙より面倒。
どんなことにもメリットやデメリットはありますが、紙の本と電子書籍であげられるものは、この辺りでしょう。
私は、読書が苦手な人に最初におすすめしたいのは紙の本で読むことです。
理由は、スマートフォンやタブレット端末で読んでいると、途中でメールや電話がくると、読書のリズムがくずれてしまうからです。
読書に慣れていないうちは、周りの話し声などが気になってしまうこともあります。インターネットに繋がっているスマートフォンやタブレット端末は、集中しているときにずっとあなたに「ねえねえ、かまってよ」と話しかけてくる悪魔です。
私は、電子書籍を読むときには「機内モード」に設定して外部からの悪魔の誘惑を遠ざけるようにしています。
電子書籍には、無料で読める本もあります。試しにダウンロードをして、自分の好みで選ぶといいでしょう。
【アタリ本を見つけるための心得】
ここまで、本の探し方について書いてきましたが、すべてを守る必要はありません。
最初は面倒くさいかもしれませんが、準備をしっかりしている人は、最短で運命の1冊(超アタリ本)に出会えます。テスト勉強をしていない人と予習復習をしっかりとやった人のテストの結果はテストがはじまる前に、ほぼ決まっていますよね? それと同じことです。
「もし選んだ本が失敗だったらどうしよう」と思うかもしれませんが、失敗したとしても「なぜ失敗したのか?」を考えることが、次の本選びに活かされます。
「もっと説明がわかりやすい本がいい」「ページ数が多すぎた」「この著者と考え方が合わない」など、むずかしく考えずに、読めなかった理由を見つけると、次からは選択肢をさらに絞ることができます。
いきなり1冊目で運命の本に出会える人は、超がつくほどラッキーな人です。失敗から学ぶことができる人は、どんなことにおいても成長します。失敗は、失敗のままにしておくから「失敗」になります。
成功するまで失敗を続ければ、その失敗は成功までの道のりで必要だったものに変わります。
また、本選びに成功したときも「どこが成功だったのか?」を考えましょう。
「説明がわかりやすかった」「文章が流れるように読めた」「著者の言っていることに共感できることが多かった」などです。
私たちは失敗した過去はよく覚えているものですが、成功したときや、嬉しかったときの過去のことは「なぜ成功したのか?」を思い出すことが苦手です。
【まとめ】
本の探し方もついに終わりですが、次に大切なのは「読み方」です。
次回は読み方を……と言いたいところですが、自身の主宰する本番が控えている関係で、数日間だけお待ちください……と書いておきながら更新するかもしれませんが……それまでに読書が苦手な方は、今までやっていたご自身の「本の探し方」を見直してみてください。
近所の書店だけでも、新たな発見があるかもしれません!!
CO-2N