CO-2N研究所

勉強ではなく、好きなことをとことん研究する場所。主に「演劇」「読書」について

私と読書と伊坂幸太郎・・・

 私は、どんな生徒に対しても本を読むことを勧めています。読書嫌いだった私が、読書を通じて変わったからです。

 

 今日は私が趣味を「読書」と書けるようになったきっかけを作ってくれた方と、その本について紹介していこうと思います。

 

 

 

 

 

 

伊坂幸太郎という男】

 

 聞いたことある方もいるかもしれません。私を読書の世界に誘うきっかけを作ってくれたのは間違いなく伊坂幸太郎さんです。

 「演技上達のためには読書をしろ!!」と当時の指導者に言われていましたが、最後まで読み切れない本にお金を払うことが馬鹿馬鹿しくなっていた時期があり、これが読めなかったら買うのをやめようと思って手を伸ばしたのが、伊坂さんの本でした。

 

 ジャンルはミステリーですが、読んでいて、こんなに脳内でイメージしやすい本は初めてでした。読書初心者が5日で読み終えたのは奇跡と言っても過言ではありません。

 

 そして、私は様々な古本屋で伊坂さんの本を買いあさり、読破する作戦に出ました。今でも新刊が発売されると、読んでいる本を一旦隅に置き、最優先で読むようにしています。

 

 

【仙台一人旅】

 

 伊坂さんは仙台出身であり、仙台の地が舞台となる作品がほとんどです。映画化された作品の多くが仙台でロケを行っています。度々出てくる仙台の地名がわからず、この目でどうしても見たくなり、人生初の一人旅は仙台に行くことにしました。

 もちろん目的は、それだけではないのですが、そこまで私は魅了されてしまったのです。

 

 

【『死神の精度』との出会い】

 

 私が最初に伊坂さんを知るきっかけとなったのが『死神の精度』という作品です。これは誰に勧めても「読みやすい!!」と言われるので、読書初心者の方には特にお勧めします。オムニバス形式で進んでいく話ですが、最後に思わぬ結末を迎えます。

 

 金城武さん主演で映画化もされていますが、映画だとカットされてしまっている話があるため、小説がお勧めです。

 

 

 

 

【『フーガはユーガ』を読んで・・・】

 

 最近発売された『フーガはユーガ』という作品ですが、先ほど読み終わったばかりです。「これぞ伊坂さん!!」と思わせる伊坂ワールド全開の作品でした。ネタバレは書けませんが、双子の話です。誕生日のある時刻になると、二人の体が入れ替わる不思議な兄弟。

 

 伊坂さんの真骨頂である「見事なまでの伏線回収」に脱帽です。こちらは読書を日常からしている人向けかもしれません。双子設定なので「今、どっちの話を展開しているのか?」を理解していないと混乱してしまうためです。興味のある方は是非・・・

 

 

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【なぜ勧める?】

 

 最初にも書きましたが、本を読み終えることができなかった私が読めた本です。絶対に読めることを保証します。

 「おすすめの本教えてください」と言われますが、小説では『死神の精度』は一番最初にお勧めします。

 

 

 

【まとめ】

 

 何度でも言います!! 本は人を豊かにします。そして表現力を養うための知識になります。良い役者は、必ず読書をしています。「してないよ〜」という役者ほど、本を読んでいます(笑)

 習慣にないものを習慣にするためには「やってみる」しかありません。1日10分でも構いません。騙されたと思って読んでみましょう。

 

 

 

 

 

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