知らないから怖いもの
読書シリーズの最中ですが、大切なことなので書きましょう。
最近、いろんなニュースが飛び交っていますが選挙の話です。投票率は戦後から2番目に悪い50%を切ってしまいましたね……
さて、あなたは選挙に行ったのでしょうか?
【選挙に行かない人の言い訳】
「選挙に行こう」とSNSではたくさんの投稿がありました。それに対して「どうせ変わらない」「自分の1票じゃ変わらない」などの意見がありますが、これは今に始まったことではなく、ずっと言われ続けています。
私は、そう思うなら行かなくていいよ? と思ってしまいます。
こういう発言ができる人は、その言葉を最良の言い訳だと思っているからです。
「変わらない」と思っている人に、この国の政治を変える力なんてありません。それぞれの政党が何を考えているのかもわからずに適当に票を入れられるくらいなら、行かなくて結構!!
しかし、行かないのであれば増税されても、戦争が始まっても、子育てが厳しくなっても年金がもらえなくなっても、文句を言う資格はありません。
選挙に行かない人は、政治を知らないから「変わらない」と言えるのです。つまり勉強不足……これは選挙権を持っている人としては恥ずべきことです。
今の生活でも文句を言っている人が、「さらに悪化していいですよ」と宣言しているようなものです。
【選挙に行くのは偉くない】
選挙に行くことは、別にえらいことではありません。
はっきり言って、当たり前です。
選挙権がない国も存在します。それによってデモが起こっているのが香港です。日本も50%以下の投票率が続けば、そんなことが起こってしまう可能性があります。
それは国の政治家が勝手に自分たちが得をできるような社会に変わっていくことと同じです。
その時になってから「行っておけばよかった」と思っていては手遅れです。
【政治の主役は?】
勘違いされている一つは政治の主役があなた自身であることに気がついていないことです。
議員は私たち国民の代表であって、主役ではありません。
私たちは、その代表を決めるために投票に行くのです。
小学生、中学生のときに学校で選挙をやって委員長を決めるのは、この練習です。
【行かなくていい人なんていない】
私は選挙権を持ってから、選挙には絶対に足を運ぶようにしています。それは、自分の親が、絶対に行っていてことと、今では「期日前投票」ができたからです。
私は期日前投票をしたことがありませんが、そのような環境を作ってくれている人たちがいるのに、それを無視して「行かない」という選択をすることは失礼だと思うからです。
自分や、自分の子供が生まれる未来を考えられず、人の親切を無駄にするような人が、芸術家、社会人として輝けることは、絶対にないと言い切ります。
あなたの身近な人でも他人でも、自分のことしか考えられない人に対して「素敵な人だな」と思うことはないのではないでしょうか?
【私たちにできること】
選挙期間に政治のことをSNSでアップすると、フォロワーが減るという現象が起こるようです。
そして政治に関して「怖い」という思いを抱く人もいます。
このなぜ「怖い」と感じるのか? というのは知識不足が関係しています。
政治を知らない人は政治が怖いのです……
宗教を知らないから宗教は「なんとなく怖いもの」となります。
AIの未来を知らない人はAIが人間を超えると思って怖いと思うのです。
お化け屋敷だって、何回も行って「ここで出てくる」とわかると怖さが減少しますよね?
全て「怖い」という感情は「無知」からくるのです。
確かに、今の政治は本来あるべき姿からはかけ離れています。議員は国の代表とは思えないような罪を犯したりします。
しかし、国民も投票に行かないという権利の無視をしています。
つまり、大きく見てしまえば、多くの人が日本のことなんて考えようとしていないのです。
それでは、日本が衰退していくのも無理はありません。
他人に用意された場所でしか生きていけず、出てくるのは文句ばかり……
知識がないのならば身につければいいだけです。
【だから結局は本を読め!!】
政治についてわからないなら、簡単に説明してくれる本なんて山ほどあります。別に、政治の全てを知っている人なんて、政治家でもいませんよ。
なぜ政治があるのか?
選挙はなんのためか?
本来の政治の姿は?
これだけを知っていくうちに、自分が政治に参加しないことで何が起こるのか? がわかるはずです。
本質を知らずに文句を言っている場合ではなくなります。
知識をつけた上で、あなたが選挙に行かない選択肢を選ぶのであれば、何も意義はありません。知らないでいて「なんとなく行かない」ことが私は悪だと思うのです。