CO-2N研究所

勉強ではなく、好きなことをとことん研究する場所。主に「演劇」「読書」について

つまらない映画とは?

さあ、宿題の答え合わせといきましょう。自分なりの答えは考えられたでしょうか?

 

 

 

⬇︎質問内容のおさらいです⬇︎

 

1 あなたの好きな映画は?

 

2 その映画を好きな理由は?

 

3 その映画の何を人に勧めますか?

 

 

 

 

 

 

今回は少し視点を変えて、タイトルにある通り「つまらない映画とは?」という内容で書きたいと思います。

役者に限らず、映画好きの方は多いと思います。

 

 

ここで、質問をもう一つ加えましょう。

 

 

 

1 今まで観た中で、一番つまらかった映画は?

 

2 どこがつまらかったのか?(具体的に)

 

3 どう改善すれば面白かったと思うか?

 

 

 

 

 

 

お分かりかと思いますが、主観で構いません。

 

 

 

 

 

さて、どうでしょうか? 自分が導き出した答えが具体的であればあるほど良いのですが、勘の良い方はお気づきでしょう・・・

 

 

今出した答えは、決してつまらない映画ではなく、自分の好みではない映画ではありませんか? そして(2 どこがつまらなかったのか?)は、同じくその映画がつまらないと感じた人によって答えが変わってくるかと思います。

 

(3 どう改善すれば面白かったと思うか?)を具体的に導き出せた人は、もう研究する力が養われている証拠です。できなかったという人は、考えれば絶対に出てきます。見直してみても良いでしょう。

 

 

 

これを質問したのは、小堺一機さんが仰っていたことに感銘を受け、私が実践していることからです。

 

「自分にとって面白いと感じない作品でも栄養になります。面白い作品は自然と栄養が吸収されます。芸を志す人間は、なんでも栄養だと思えば嫌いなものも、我慢する力になります。」

 

 

 全文を覚えていないのが申し訳ないのですが、納得できました。

 

 

最近読んだ本『無敵の思考 西村博之』にも、「まずい食べ物は存在しない」ということが書いてあり、頷きながら読んでしまいました。

 

味が薄いものをまずいというのは、味が薄いだけでまずいではない。

味付けが濃いものをまずいというのは、塩加減などの問題でまずいではない。

苦みは、まずいに近いかもしれないが、苦味を良いとする食べ物もある。

 

だそうで、つまりは自分の好みの問題で「どうだったら自分に適した味」なのかを考えればまずい食べ物は存在しないのではないか? という面白い視点でした。なので私はシソという苦くもなく、甘くもなく、酸っぱくもなく・・・味を例えられない奴が口に合いません。香りを楽しむというなら「私にその香りは不要です」と丁重にお断りします(笑)

 

 

 

もう一人・・・私の好きな『STAR WARS』シリーズで、有名なヨーダを操っていたMike Quinn(マイク・クイン)さんのトークショーでの会話。

 

「好きなことなら夢中になれるはずだ。僕はパペットが大好きだから誰にも負けたくなかった。だから誰よりも研究した。そうしたら夢が叶っていた。」

 

成功した人の言葉には説得力があり、無心で拍手をしてしまいました。

 

 

「研究する」という言葉が私はとても好きです。「勉強」と言われると、一気に堅苦しくなるのを、「研究」はどこか自由度が増すし、好きじゃないとできないことだと感じるからです。

 

 

下記は私が最近映画館で観た映画です。

 

 

・『ハン・ソロ STAR WARS STORY』×2

・『ジュラシックワールド 炎の王国』

・『ミッションインポッシブル ローグネイション』

・『オーシャンズ8』

・『カメラを止めるな』

 

レンタルDVDやAmazonprimeで観たものは省いています。

アクション系に少し偏りがありますが、見終わった後は、いつも一人で考えながら帰宅しています。「あそこのシーンは素晴らしかった」「あのタイミングで音楽が流れるのは如何なものか?」「あの役は必要だったのか・・・」などと勝手に考え込んでいます。

 

 

前回もそうでしたが、「自分ならこうしたい!!」という発想を沢山持てることが、役者として大切な引き出しの量にもつながっていきます。

 

 

つまらない映画は存在しない。

それは自分の好みに合わないだけ。

どうすれば自分の好みの映画になるかを考えて見る。

 

 

是非、お試しあれ。

 

 

 

 

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