CO-2N研究所

勉強ではなく、好きなことをとことん研究する場所。主に「演劇」「読書」について

本を読まない理由とは? その1

 予告通り、本を読まない人の理由を書いていきたいと思います。

 

 さて、あなたが読書をしていない人に当てはまるのであれば、なぜ読書をしないのでしょうか? 決して責めているわけではなく、理由をあげるなら何でしょう? 調査結果で、あなたと同じ答えをしている人が必ずいるはずです。

 

 大切だと思っているのに、始められない読書……原因を探れば、あなたも気軽に始められるかもしれません!!

 

 

 

 

 

 

 

【本を読まない人の理由】

 

 

 それでは、『読書世論調査』(毎日新聞社)の調査結果を見ていきましょう。

 

1位「本を読まなくても生活に不自由しないから」

2位「忙しくて読む時間がなかったから」

3位「ネットやテレビなど、他に面白いものがあったから」

4位「本を買う経済的余裕(お金)がなかったから」

5位「活字だと理解しにくいから」

6位「その他」

 

 さて、あなたの本を読まない理由は、ランキング内に入っていたでしょうか? 入っていなくても、「わかるわ〜」という共感できるものがあることでしょう。

 

 何を隠そう、これは私が読書嫌いだったときに全ての理由が当てはまると言っても過言ではないものばかりです。

 

 今日は6位「その他」 5位「活字だと理解しにくいから」4位「本を買う経済的余裕(お金)がなかったから」の3つを解説していきます。

 

 

 

 

【6位の解説】

 

 

 「その他」といってもたくさんありますが、私の身近な人で意見が多いものを例に解説します。

 私の友人には「読みたい本がない」といって本を読まない人が多くいます。しかし……残念ながら、そんなことは絶対にあり得ません!! これは言い切れます!!

 

 では、日本では1日で約何冊の本が出版されていると思いますか?

 

 これは聞いてびっくり……時期によって細かい数字は変わりますが、1日で約200冊の本が出版され続けているのです!!

 

 1日で200冊ですよ!?

 

 1ヶ月だと6000冊……1年で70000冊……どんな読書家でも、この数を読むことはできないでしょう。これだけの本が世の中に送り出されていて、あなたのための本がこの世にないわけはありません。

 

 つまり、「読みたい本がない」のではなく「読みたい本を見つけられていない」が正解です。本の探し方も、しっかりと今後書いていきますが、あなたのための本は、もうこの世に存在していることは覚えておいてください。

 

 

【5位の解説】

 

 

 「活字だと理解しにくいから」という理由も、言いたいことはよくわかります……「活字アレルギー」なんて言葉もあるくらいですからね。

 

 しかし残念なことに、私たちはどんなに時代が進化しても活字を読まずに生きていくことはできません。地球上の生きもので、私たち人間は唯一「文字を読むことができる生きもの」です。

 

 そして活字アレルギーだと自分で思っている人は、多くが思い込んでいるだけの活字アレルギー患者です。「そんなことない! 私は活字アレルギーだ!」という人の気持ちもわかります。私も過去の自分であれば、そう答えているはずですから。

 

 では考えてみましょう。あなたはSNSで他人が書いた活字をしっかり読んでいませんか? 雑誌に載っている小さな活字を読んでいませんか?

 そう、偽活字アレルギー患者の皆さんは、自分の興味がないことが書いてる活字を読むことが苦手なだけであって、好きな人、好きなこと、興味のあることが書いてある活字は読むことができるのです!!

 

 本を探すときに間違った本を選んでいれば、それは活字アレルギーだと思ってしまうのも無理はありません。

 あなたにとって興味のあることが書いてある本を選べば、1冊読める確率はグッと上がります。読書家だって、自分が興味のない本を進んで読む人はあまりいません。勝手に「むずかしい本を読まないといけない」「ベストセラーを読もう」などという理由で本を選んでしまうことで、読書が嫌いになってしまうのです。

 

 さらに言えば、活字が嫌なら活字が少ない本を選べばいいのです。イラストが多かったり文字が大きくて行間が広い本だって、いくらでも出版されています。

 自分が読みやすい本を選ぶことで活字アレルギーが思い込みだということに気がつくはずです。

 今後、活字から逃れることができないのであれば早めに活字好きに自分をアップデートしてあげましょう。

 

 

【4位の解説】

 

 

 「本を買う経済的余裕(お金)がなかったから」

 私も高校時代に自分の貴重なお小遣いで本を買うことは、お金の無駄だと思っていました。しかし、考え方一つで本の値段の価値は変わるのです。

 

 あなたがどうしても知りたいことを手に入れたいときに、まずはネットで検索することでしょう。しかし、そのネットの情報でも知れないものがあるときは、本に頼るしかありません。

 これを、その道の専門家に直接会って話を聞くとした場合、どれだけお金がかかるのでしょうか?

 

交通費 1000円(往復)    本1冊分

食事代 3000円(2人分)   本2〜3冊分

謝礼  5000円(相手による) 本3〜5冊分

 

 どうでしょうか? 少なく見積もっても本を5冊以上は買えそうですね。

 本の著者は、自分が人生で経験したことを1冊の本に書き上げます。つまり、自分の人生経験を1500円ほどで売っていることになります。

 もし「あなたの人生を1500円で売ってください」と言われたら「安すぎる!」と思いませんか? 

 

 読書家たちは「本は安い」と口を揃えて言っています。人の人生を1500円で学ぶことができるものは本以外には今のところありません。

 あなたが、これから出会う本の中で人生を変えるような本に出会えてとき、「本は安いものだ」と思えるに違いありません。

 

 

 

【まとめ】

 

 

 さて、次回はランキング1〜3位の解説です。

 もちろんこれは私の考え方なので、無理に押し付けるつもりはありません。人間は誰もが自分を正当化する生きものなので、納得できなければそれは私の力不足です。

 

 まずは、自分がなんで読書をしないのか? あの人はなんで読書をしないのか? 冷静に考えてみると、できるようになるきっかけが隠れているかもしれません。

 

 

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