CO-2N研究所

勉強ではなく、好きなことをとことん研究する場所。主に「演劇」「読書」について

自信をつけたいなら・・・

 気がつけば新年が明けて一週間が経ってしまいました。明けましておめでとうございます。

 新年の抱負を発表している方が多く見受けられますが、去年も同じ抱負ではありませんでしたか? 去年の抱負は何でしたか? 新しい目標も大切ですが、公言した目標を達成することを優先しましょう。

 

 さて、今日は自信のつけ方です。日本人は「自分に自信がある」と言える人がとても少ないです。謙虚と言えば聞こえは良いですが、自信をつけたいのにつける術を知りません。どうすれば良いのでしょうか?

 

 

 

 

 

【自信があれば・・・】

 

 役者にとって自信のあるなしは、特にオーディションで関わってくると思います。根拠なき自信がある人でも、思いっきりがあると判断されればマイナス要素にはなりません。自信がない人は見ていてわかりますよね? 街中を観察していても、自分に自信がある人とない人では、歩き方も違います。

 私も「自分に自信がない」と思ってオーディションに足を運んで惨敗していた身なので、気持ちはよくわかります。

 しかし、ある時をきっかけに「自信」の一筋の光を見つけました。

 

 

【なにを努力する?】

 

 自信をつける方法は一つしかありません。努力することのみです。これは「準備」と置き換える方が精神的にも楽になるかもしれません。

 

 自信がないという状況は「不安」「迷い」「緊張」など、心の中で勝手に自分が作り出すものです。それを解消するためには、その要素を一つでも消していく作業になります。

 

 努力の方法は人それぞれで、他人のやり方が、あなたにとって自信をつける努力になるとは限りません。

 

 何を努力すれば自信がつくのか?

 

 これを見つけることで自分の目指すべき努力の方向性が見えてきます。「体を鍛えること」「本を読むこと」「人と会うこと」「発声を正しく行うこと」など・・・どれが自分に必要な要素なのかを早く見つけ出しましょう。

 

 

【自分を知る】

 

 自分はどういう人間なのか? 短所を知らずして改善することはできません。また、長所を知らずして自信はつきません。

 日本人は人のことは分析できるのに、自分のことは分析しようとしません。それは・・・「知るのが怖いからです」

 

 自分のことを分析できない人が他人を演じることができるのでしょうか?

 

 いつまでも誤魔化さずに、自分の短所と長所を分析しましょう。紙に書き出すことで、発見があるかもしれませんよ?

(多くの人がやらないと思いますが・・・)

 

 

【到達点】

 

 意識が高い人ほど、努力の到達点が高くなります。レッスンに行くときに「これくらいセリフ覚えたから良いか・・・」と考える人と「このセリフはどんな感情か読み込んで、暗記してから行こう」と思う人では、レッスンでの時間をどちらが有意義に過ごせるかはわかりますよね? レッスン仲間の中で一番になってやろう! と闘志メラメラで来る生徒には、教える方も熱が入るのが当たり前です。

 到達点を高くするために必要なことは妥協しないことです。

 

 

【いつ努力をする?】

 

 この年末年始は何をしていたでしょうか?

 私は他人が休んでいる時こそが、努力して自信をつけるチャンスだと考えています。今年はのんびりしようと決めていたのですが、気づけばパソコンを開いて仕事をしてしまいました。これは私の悪い癖です。

 しかし、この癖は、学生時代から他人が努力をしていない時間こそがチャンスだと気付いた名残です。

 

 感性が鋭い人や演技の才能がある人は確かにいます。しかし、どんな人間にも時間だけは平等に与えられています。その時間を有効に使えることも才能です。そしてこの才能は今日から身につけることができます。

 

 健康を害す時間の使い方をしてはいけませんが、習慣として時間の使い方を身につけることで自信はつきます。

 

 そして、オーディション情報が来てから努力するから焦るのです。いつ、どんなところにチャンスが転がっているかわからない世界です。毎日継続していれば「自信がない」なんていう状況に陥ることはないのです。

 

 

【まとめ】

 

 新しいことを始める・・・つまり習慣を変えることは簡単ではありません。当たり前です。「大変」という字は「大きく変わる」と書きますので・・・

 しかし、人と違うことをやらなければ、自信は生まれません。今の自分に満足していないのであれば、明日からでも遅くはありません!!

 

 

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