CO-2N研究所

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本の探し方 その5「さらにアタリ本の確立を上げる」

 前回は「ビジネス書・実用書」と「小説」で本を開いて、何をチェックするのか?

を書かせていただきました。

 

 ⬇️⬇️⬇️前回の記事はこちら⬇️⬇️⬇️

 

co-2n.hatenablog.com

 

 今回は「ビジネス書・実用書」に限った話ですので、「小説を読みたい」という方は流し読みで結構です。

 

 アタリ本を引く確率は「慣れたらわかる」と言ってしまうのは、1番簡単で事実「慣れ」は重要なのですが、読書が苦手な人がハズレ本を引き続けると、せっかく「読書をしたい!!」と思っていた熱がどんどん冷めてしまいます。

 

 読書家の多くがチェックしている、さらにアタリ本を引く確立を上げる方法とはいったい何でしょうか?

 

 それでは、はじめましょう!!

 

 

 

 

 

 

 

【読書家は「目次」をチェックしている】

 

 

 読書家と呼ばれる人たちは、本を選ぶ目を身につけています。これは、失敗をする度に成長するものです。当てずっぽうで選んでいる人は、本を選ぶセンスはいつまでたっても身につきません。

 

 そんな読書家たちがチェックしている項目を紹介しましょう。

 

 まずは「目次」です!!

 

 残念ながら、ほとんどの小説には書いていないものですが、ビジネス書・実用書にはほぼ100%の確率で書いてあります。

 

 目次の中に、あなたが知りたいと思う項目が書かれていない場合は、すぐに本を閉じましょう。

 

 数ある本の中には、タイトルを見て「これは役に立ちそうだ」と思ったのに、読んでみると著者の苦労話が永遠に書かれているだけの作品もあれば、タイトルとは関係ない内容で話が進んでしまう作品もあります。

 

 「もしかしたら、ためになることが書いてあるかもしれない」と思うかもしれませんが、脱線してはいけません。

 

 人の気持ちはコロコロ変わります。あなたが「今知りたい」と思っていることは、今知ることで価値が生まれます。

 

 「これこそ、私が今知りたいことだ!」と思うものが目次の中に1つでもあれば、買って損はありません。

 

 また、目次に気になることが書いてありそうだけど、今読むべき本ではないかな? と悩んだときはスマートフォンか携帯でいいのでメモ帳アプリにメモをしておきましょう。

 私は、常に10〜20作品のタイトルがメモ帳に書かれています。時間が経つと「これは読まなくていいか」と思って消すこともありますが、消えずにメモ帳に残っている作品は、次の本を探すときに役立ちます。

 

 

【読書家は「はじめに(まえがき)」をチェックしている】

 

 

 2つ目は「はじめに(まえがき)」です!!

 

 

 私が本を選ぶときは、著者が書く「はじめに(まえがき)」を必ずチェックします。

 この部分は、「この本には、なにが書いてある本なのか?」が書かれています。

 

 「はじめに(まえがき)」を読んで「この人はなにを伝えたいのかな?」と疑問を感じたり、言いたいことがまとまっていない本に出会ったとき、私は本を閉じます。

 

 あなたの周りにいる人でも、なにを伝えたいのかわからない人や、言いたいことがまとまっていない人の話を聞くことは、ストレスになるはずです。

 その逆で「はじめに(まえがき)」がスムーズに読めるものは、本編も読みやすい本が多いです。

 

 本は字数にして10万字近くあるものですから、最初からわかりにくい本は、最後まで読むことがむずかしくなるでしょう。

 

 話がまとまっていない人との会話は途中で聞き直したり、あなたの頭の中でわかりやすく整理する手間が増えてしまいます。読書は、途中で質問をすることができませんので、あなたの読書リズムがくずれると途中で疲れてしまいます。

 

 どんなにおもしろそうな本でも「はじめに(まえがき)」が読みにくい本には別れを告げましょう。

 

 

【最終手段……エッセイを選べ!!】

 

 

 「小説や、ビジネス書・実用書はハードルが高い。でも、絵本やマンガではなく、文章が多い本が読みたい……」

 そんな、わがままなあなたは「エッセイ」を読んでみましょう。

 

 エッセイという言葉は聞いたことがある人も多いでしょう。簡単に説明すると、著者が日常で考えていることや、経験や体験を書いたものです。

 「それは日記と同じじゃないか?」と思われるかもしれませんが、エッセイと日記はわけて考えましょう。

 

 あなたも書いたことのある日記は「他人に見せる必要がないもの」というのに対して、エッセイは「他人に見られることを考えて書いたもの」です。

 

 今では、多くの有名人がエッセイを出版しています。

 あなたが「この人テレビで見ていて好きだな」と感じる人が出版しているエッセイは、とても読みやすく感じるはずです。

 私が中学生のときに朝の読書運動で、最初から最後まで読んだ記憶があるのは、私が好きだったサザンオールスターズ桑田佳祐さんが書いたエッセイでした。

 

 自分が好きな人が書いたものは「あの人はどんな生活をしているのかな?」「どんなことを考えて生きているのかな?」など、自然と興味がわくことでしょう。

 今ではSNSが流行っているので、簡単に有名人のアカウントでオフショットなどが見られる時代ですが、私が中学生のときはエッセイでしか知ることのできないことがたくさんありました。そんな今でもエッセイは有名人がSNSでは見せない一面を知ることができます。

 

 今後、あなたに好きな本の著者ができたときにも、エッセイはあなたを楽しませてくれるでしょう。

 

 私が好きな伊坂幸太郎さんもエッセイを出版されていますし、村上春樹さん、東野圭吾さん、石田衣良さんといった小説家で有名な方も出版されています。

 他にも、俳優、芸人、タレント、スポーツ選手の方々も出版されています。

 スポーツ選手はエッセイではなく「自伝」というものが多いですが、自伝もその人が「どうやってプロで活躍しているのか?」「子どもの頃は、どんな生活だったのか?」ということが書かれています。

 

 あなたの好きな有名人も本を出版している可能性はありますので、「(好きな有名人の名前) エッセイ」と検索して探してみてください。

 

 

【まとめ】

 

 

 読書といえば、一般的には「小説」を思い浮かべる人が多いことでしょう。しかし、「ビジネス書・実用書」の方が、名前の割に読みやすいものが多く、1冊を読むにも小説よりも圧倒的に短い時間で読めます。

 

 私は現在では8割が「ビジネス書・実用書」を読んでいます。

 

 今日の内容が実行できれば、アタリ本を引く確率は「グン!」と上がるでしょう。本を買わなくても、書店で「目次」と「はじめに(まえがき)」をチェックするクセが身につけば、自分の今すぐに身につけたい知識が何か? わかるかもしれませんよ。

 

 すべては、実践あるのみ!! 書店へGO!!

 

 

 

 

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