CO-2N研究所

勉強ではなく、好きなことをとことん研究する場所。主に「演劇」「読書」について

本の探し方 その2「3つの目的」

 前回は、本の基礎知識である「ジャンル」と「サイズ」など、特徴を解説していきました。見逃した方はチェック!!⬇️⬇️⬇️

 

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 今日は、探し方の本題に入っていきます!!

 

 読書が苦手な人が、よくやってしまうのが「読書を始めよう!」と思ったときに、書店で目についた本を「おもしろそうだから」「なんとなく」「ベストセラーだから」「有名だから」などの理由で買ってしまうことです。

 

 私も、何も考えずに本を選んでいる時期がありましたが、これでは自分にとってのアタリ本に出会う確率は上がりません。

 

 まずは目的をしっかりと決めるところから!! では、はじめていきましょう!!

 

 

 

 

 

 

 

 

【本を読む3つの目的とは?】

 

 

 読書術の本には「本の選び方」や「本の探し方」はたくさん書いてあるのですが、「この本は絶対に読もう!」「自由に選ぼう!」と書いてあるのですが、読書家が勧める本は、読書が苦手な人にはむずかしい本が多いのが事実です……そして自由に選べれば、読書が苦手な人は苦労しないのです……

 

まず最初は、本を読む目的を絞って「自分はどの目的で本を読むのか?」を決める必要があります。

 

 では、この「目的」とはどんなものがあるのでしょう? 私は大きくわけて3つあると考えています。

 

1 新しい知識を身につけるため

 

2 知っている知識を深めるため

 

3 娯楽(楽しむ)のため

 

 今まであなたが挑戦してきた本も、この3つのどれかに当てはまることでしょう。娯楽(楽しむ)だと思って読んでいたら、知らない知識を学べることもありますし、知識を深めたかったのに知っていることばかり書いてある……なんて経験もあるかもしれません。

 

 私のように何も考えずに本を選ぶと、アタリ本に出会う確率が低くなってしまい、「読書が好き」と言うためには遠回りをしてしまいます。

 

 まず最初に、あなたがこの3つの目的のどれを求めているのか? を明確にしなくてはいけません。

 

 

 

【アタリ本に出会う確率を上げる】

 

 

 書店に行くと、数えきれないほど並んでいる本を目にして「こんな多くの本から1冊を選べない……」なんて思った人もいるでしょう。

 慣れてくるまでは、書店に行く前に選択肢を絞っていく必要があります。私たちは、選択肢が多すぎると自由に選ぶことができないのです。

 子供がおもちゃ屋に行くと「あれも欲しい」「これも欲しい」「やっぱりこっち」「どうしよう?」となるのと同じです。

 

 こうならないために、今から3つ質問をするので答えてみてください。

 

a あなたが悩んでいることを2つ

 

b あなたの趣味や特技を2つ

 

c あなたが好きな映画やドラマ2つ

 

 2つ浮かばない人は、1つでも構いません。2つ以上浮かぶものは何個でも答えてください。

 

 この3つの質問で出した答えが、あなたが本を選ぶヒントになっているのです!!

 

 2つずつ思いついた人は6つ。1つずつしか思いつかなくても最低3つは答えがあることでしょう。

 あなたが答えた言葉に「本」という言葉を足してネットで検索するだけです。あまりにも簡単すぎるのですが、これをやるだけで書店に足を運んでも本棚の前で立ちすくむことがなくなるのです。

 

 検索の例を見てみましょう。

 

aの例

 

「ダイエット 本」「人間関係 本」「時間の効率化 本」

 

bの例

 

「筋トレ 本」「貯金 本」「ハンドメイド 本」

 

cの例

 

「(映画のタイトル) 本」「(ドラマのタイトル) 本」

 

 この方法でも検索結果には、多くの本が表示されるでしょう。その場合は、もう1つワードを追加します。お勧めするワードは「入門」「わかりやすい」「やさしい」などです。これを加えることで選択肢が絞られてくるでしょう。

 

 これさえも面倒だと思う人がいるかもしれません。しかし「下手な鉄砲数打てば当たる」の精神だと私のように遠回りをしてしまいますし、あなたにとってのハズレ本を買って、読めないことにストレスを感じる方が、時間と体力のムダ遣いだと思いませんか?

 

 

 そして……検索した結果だけで「これはおもしろそうだ!!」と思って購入ボタンを押すのはちょっと待った!! この理由は別のブログで書きます!! とりあえずは候補を見つけることが第1歩です。

 

 

 

【目的と探し方】

 

 

 「読書の目的」の1〜3は「本の探し方」のa〜cとセットになっています。

 

1 新しい知識を身につけるため = a 悩んでいること

 

 悩みを抱えてしまう原因は、解決方法を知らないことです。新しい知識が身につくことで、悩みを解決するヒントを手に入れることができるでしょう。しかし、注意することは「ヒント」だけを手に入れることです。すべてを「人まかせ」ならぬ「本まかせ」にしていては、本を活かすことはできません。

 そのヒントから「自分ならどうするのか?」を考えるように意識します。

 

 

2 知っている知識を深めるため = b 趣味や特技

 

 「趣味」「特技」はすでに知っている知識があることでしょう。ある程度の知識があっても、あえて入門書を読むと今まで見逃していたことを身につけるチャンスにもなりますし、レベルアップにもつながります。

 本は、あなたのスキルアップを助けてくれるでしょう。

 

 

3 娯楽(楽しむ)のため = c 映画やドラマ

 

 1度観たことがある映画は作品の内容を知っているため、テンポよく読み進められるでしょう。特に、その作品があなたの好きな作品であれば尚更です。

 原作本には映画ではカットされてしまったシーンが描かれています。登場人物も原作本では違うかもしれません。

 『読書世論調査』でも、その年にヒットした映画作品の原作本が中高生を中心に読まれていることがわかっています。2018年では『君の膵臓をたべたい』『君の名は』の2作品が中高生の男女ともに、ほとんどの学年でトップ5にはランクインしています。

 

 

 

【まとめ】

 

 

 目的を決めて本を読む……これが読書が苦手な人が見落としてしまうことの1つです。「本を1冊読み切る」というと、一見いいことのように思えますが、本を読んで何を得たいのか? この目的がなければ、途中で脱線してしまいます。

 

 これまでに何度も書いていますが、本を読むことは目的達成のための手段であり、本を読むこと事態は目的ではありません。

 

 簡単なことほど「いつでもできる」と思ってやらないのが、私たち人間の悪いところです。簡単なことを、すぐに実行できる人は多くの発見を手にできるでしょう。

 とにかく検索してみる!! あなたが欲しかった1冊は、いつもゲームやLINEをしている画面に簡単に表れてくれるのです!!

 

 

 

 

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